本当に体に良い石鹸の選び方の知識とは?

女性起業家のための女性支援団体フェアリークラブの皆様  こんにちは。

百合白衣1A

すっかり肌寒い季節になってきましたね。

日本元気キレイ医歯学研究所 代表、歯科医師で料理食育研究家として活動しております清水百合です。前回は「体を錆びさせない抗酸化作用」のお話を少し致しました。今回は冬に向かって必要な【健康美容術】の一つ、「手洗い」に必要な知識情報をお伝えしますね。

 

■生活雑貨は合成成分無添加、殺菌剤無添加、界面活性剤フリーで

 

毎日用いる生活雑貨は、きちんと選ばなければいけません。食事と同じように、日々、複数回が積み重なることで、自分や家族にその結果が戻ってくるからです。

食事に嗜好品があるように雑貨にもそれぞれの好みの形(オブジェ的な)や香り、テクスチャーがあると思いますので、「全てをダメ」としては自分の生活環境がつまらないものとなり、ストレスが溜まります。

ですから嗜好品としての部分は別に考え、時にはそういう種類のものも用いたり、楽しんだりします。ですが日常に必ず頻繁に使用するものを、何気なく良いだろうと思って購入するのはやめましょう。基準は是非「健康志向」に。。

例えばこれからの季節は、風邪引きやインフルエンザがはやる季節を迎えます。外出先から戻ったら、必ず手洗いとうがいをしますね。そんな時に、「殺菌作用のあるハンドソープ。薬用石鹸」だけに頼っていませんか?

■殺菌成分 無配合でも風邪・インフルエンザなどを予防できる理由—

日本元気キレイ医歯学研究所のお料理教室で調理実習をする前には、必ずこのような無添加ハンドソープ(画像参照)を使用しています。名称がデンティストハンドソープ(歯科手洗い石鹸)となっていますので医院内で用いていますが、それを使い回しているわけではありません。様々な種類の商品が存在する中、どうしてこのハンドソープなのか?理由は簡単で必然です。

まず必ず手洗いをし清潔に。外出先でくっついたと思われる雑菌やインフルエンザウイルスを洗い流し罹らないように予防したり、食中毒を引き起こさない為に、自分にとってもお子様やその他のご家族にとっても大切なことです。きちんと洗えていることが大切です。それには、洗い方

ができていないといけません。掌に石鹸をつけて手を合わせて洗いがちですが、手掴みで食べるものは掌で掴んでいるわけではなく、指で掴みます。ということは指1本1本が洗えないといけないわけです。殺菌力のある殺菌成分配合の石鹸を用いた場合、それなりの効果があるように思えますがそれ以上の作用もあります。殺菌成分は手洗いにより、手の皮膚から経皮吸収され体内へ入ります。毎日毎食手洗いをしてその際に毒素を蓄積したいとは思いませんね。ですから何げなくこれで良いだろう〜と選んで用いるのはやめたいと思います。

では殺菌成分がないのにどうしてそのような石鹸を選ぶのか?ウイルス除去できるのか?

例えばこの無添加ハンドソープの場合ですが

石鹸

鳥インフルエンザ流行時の消毒に用いられたと同じ弱アルカリ性であること、

そして難しい話になってしまいますが、独自の液体ケン化法により脂肪酸の組成バランスの安定化が増すことに理由があります。また余分な添加物配合が無いことで、逆に純粋な石鹸の力を発揮する、まろやかな泡ムースが細かい手しわの部分にも入り込みます。

世の中で販売されている多種類の手洗い石鹸やボディ石鹸、シャンプー、洗濯石鹸、その他にはそれぞれの特徴がありますが、ニーズに合うものを見つけて下さい。天然成分、オーガニック製品とうたっていても、必ずしも全てがオーガニックでもありません。せっかく主成分の植物を無農薬な土壌で丁寧に手間をかけて育ててあっても、時には製品になるまでの加工過程において溶剤を用いたり有害な物質が加えられたりしていることもあります。気にとめずに放っておくと、「知らないまま用いてしまう、体に害を及ぼしていることもある」ということを認識しないといけませんね。

 

少し脅かしてしまったような気もしますが、要するにアトピーやその他の疾患にならない為にも、できることなら害のあるリスクのあるものは用いない。害を体に取り込まない方が、後からデトックスを頑張るよりも良いでしょう?–という話です。このコラムをお読み下さった皆様は、時には少しだけ思い出して、生活してみて下さいね。健康で美しく、楽しく生活するために。。

 

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筆者プロフィール:

清水百合先生

百合白衣1A
日本元気キレイ医歯学研究所 代表
歯科医師、料理食育研究家、アンチエイジング プロデューサー
順天堂大学大学院 医学研究科 加齢制御医学講座 協力研究員
日本健康医療学会 常任幹事、その他幾つかの医学会、歯学会会員

長年の歯科臨床(アロマ、エステ、食育含む)や家族の看病の経験などから、歯科医師として口腔内だけでなく全身と心の健康や美、五感の大切さを考え、医師・医療機関対象や美容業界、一般企業の方対象に「ビューティ&ヘルシー講演勉強会」「元気キレイセミナー」「メディカルアンチエイジングお料理教室」等全国で講演や開催。美容-医療業界で活躍できる【食育アドバイザー】を育てながら、エビデンスのある食材と薬膳食材を用いた新レシピ開発や飲食業界のプロデュース、コンサル、コスメ監修、数々の企業様のコラムや
美容業界誌などの執筆、様々な角度から【衣食住のアンチエイジング】に携わる。
健康寿命延伸のための啓蒙活動、コミュニティ作りもしている。
この10月から医療機関スタッフのための企業配信で、e-ランニング「食育講座」も開始される。2015年11月新書発刊予定。